ネットワーク会員は、個々の事業を通じてお互いに連携している土壌がある。この関係を事業パートナーとして位置づけ、それぞれが『南信州の木づかい』をコンセプトに独自性を発揮して営業戦略を展開する。この展開を支えるために、飯伊森林組合が中心となってコ―ディネートに努め、地域材の生産から、加工・流通に関わる会員に情報を提供し、地域材の需給バランスを基本にネットワークを機能させる。
(1)飯伊木材流通センターは、地域材需要情報、供給情報を管理して森林所有者、素材生産業者との連携をとり、地域材を供給する。
(2)製材加工業者は、飯伊木材流通センターを通じて必要な地域材を入手し、製材加工して提供する。
(3)飯伊木材流通センターには、建築部材品質を保証するグレーデイングマシンなど導入し、製材加工業者、建築・工務店を支援する。
(4)設計士と建築・工務店は、地域材利用の意義を建築主に働きかけ、独自の営業戦略を講じる。特に木材生産者との交流等必要な場合は、飯伊木材流通センターを通じて企画できるものとする。
(5)木質ペレット原材料、チップ材等、木材資源の有効利用を図り、地域一体となった環境対策への貢献を図る。
(6)行政関係者は、地域材振興対策等施策面から会員への情報を提供し、あわせて一般住民に対する地域材利用意義の普及啓発を図る。
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